How-to

6.海外一人旅の準備

旅行カバン選びの基本

旅行カバンには様々な種類があります。
・スーツケース/ハードタイプ
・スーツケース/ソフトタイプ(トロリーやキャリーとも言う)
・ボストン型
・トランク型
・バックパック
旅行カバンを選ぶときに気にしたいのは「サイズ・容量・重量・機能性」です。見た目のデザインだけで選ばないようにしましょう。 サイズが同じでも形状によって容量がかなり異なることがあるので容量も要チェックです。
サイズは3辺の長さの合計が115cm以内で規定重量以内なら機内に持ち込むことが可能です。機内持ち込みは多くのメリットがあるのでお勧めです。
最適な旅行カバンは旅のスタイルによって異なりますが、一人旅の荷物は可能な限り小さく軽くすることを意識しましょう。 大きく重い荷物は移動の時に苦痛以外のなにものでもありません。荷物が軽いと行動範囲も広がります*。

例えば町から町へ電車で移動していて途中で気になる町がありちょっと下車して見て回りたいなと思った時に、 大きなスーツケースを抱えていたらそれがままなりません。小さな町の駅だとコインロッカーがないことも多いです。

機内持ち込みとメリット

荷物は規定サイズ(※)なら機内に持ち込むことができます。 機内持ち込みには下記のようなメリットがあり、旅慣れた人ほど機内持ち込みサイズの旅行カバンとサブバックのみで旅しています。 1週間~10日程度の旅でも機内持ち込みサイズの旅行カバンで旅は可能です。
◎メリット1:現地に到着したときターンテーブルで自分のカバンが出てくるのをまだかまだかと待つ必要がなくスムーズに入国でき時間短縮になる。
◎メリット2:預入にしないので荷物の紛失や破損(バケージクレーム)のリスクを回避できる。
◎メリット3:LCC(格安航空会社)の場合、預入荷物は有料の場合が多いため、機内持ち込みをすれば費用を抑えられる。
◎メリット4:LCC利用の乗り継ぎの際、荷物を預け入にするといったん入国して荷物をピックアップしなくてはならない場合があるが、 機内持ち込みであればその必要がない。

※一般的な機内持ち込み荷物の規定サイズは、縦横高の3辺の和が115cm以内です。1辺ごとにサイズが決まっていたり、重量制限があったり(7~10KGが多い)、 航空会社によって規定が異なるので公式サイト等で確認しましょう。
「機内持ち込みサイズ」とうたって売っている旅行カバンはたくさんありますが、同じ115cm以内でも容量がまったく異なるので要チェックです。 容量が大きなものを選びましょう。

スーツケース/ハードタイプ

海外旅行の定番で種類が多いのがこれ。 メリットは、外装が丈夫なため比較的安全であること、預入にしたときつぶれにくいこと、雨に強いこと、サイズが豊富でかなり大きなサイズがあること等です。 デメリットは、開けるときにフルオープンになるため荷物スペースが必要なこと、比較的重たいこと、あまり融通が利かないこと、外側に収納がないことです。 ただ最近は外側から収納できるデザインのものや軽量素材(ポリカーボネート)を使用した軽いもの等もあります。

【おススメ】機内持ち込みサイズで最大容量のマックスキャビン
筆者が利用しているハードタイプスーツケースをご紹介。 機内持ち込みサイズで最大容量の40リットルを実現したスーツケースです。驚くほどたっぷり入るので1週間の旅は余裕です。 後継機マックスキャビン2は容量が拡大し42リットルなのでさらにおすすめです。デザインもスタイリッシュに進化。
【コラム】スーツケースは必要な時だけレンタルできる
スーツケースは購入ではなくレンタルする方法もあります。 レンタルスーツケースは丈夫なブランド品が主なので安心でき、同じ質のものを購入するよりは安上がり。 また自宅での置き場所に困ることもないのがメリット。年に1度使うかどうか、という場合にはレンタルで十分。 オンラインでも申し込めます。中サイズで1週間5000円くらい(送料が別途かかる場合があります)
【コラム】タイヤが丈夫なものを選ぼう
旅先でスーツケースのタイヤが壊れたことがあります。 スーツケースは背負うことができないのでタイヤが壊れると致命的。取っ手のついた重いの箱です。タイヤが丈夫なものを選びましょう。

スーツケース/ソフトタイプ(トロリー/キャリー)

外装がナイロンや布などでできているスーツケース。 ハードとの違いは
・開くときに真ん中からぱっくりではなく、片側がフタのような状態になっているものが基本。そのため開けるのにスペースが必要ない。
・外側に収納ポケットが付いていてちょっとしたものを入れることができる。
・大きなサイズはあまりない。
・ハードタイプと比較すると雨にはヨワイ
・ハードタイプと比較すると丈夫さはヨワイ
・2Wayや3Wayのものがある(ショルダーになったりする)

ボストン型キャリー(トロリー)

ソフトタイプスーツケース(ソフトキャリー)の変形型で、ボストン型のスポーツタイプカバンにキャリーが付いています。 ソフトタイプスーツケースより開け閉めがしやすいのと、3Wayで肩から斜め掛けできるようになっているのがポイント。 機内持ち込みサイズもあります。筆者もひとつ持っておりハードタイプより利用機会が多いです。

バックパック

背中に背負う大きなショルダー型でバックパッカーご用達。背中に背負って移動できるので両手があくのがメリット。階段も楽々。 ポケットが多く機能的につくられており、拡張機能があったりすると便利。カバン自体の重量が軽いのもメリット。 フリースタイルの旅には一番向いています。
背負った姿はもっさい感じになるので、ちょっと気取った旅をしたい方には抵抗があるかもしれません。

トランク

レトロなデザインが人気のトランク。でも容量が少なかったり重量が重かったりと実用性が低いのが難点。 グローブトロッターなど人気のブランド品もある。

LCCの機内持ち込み

LCCを利用する場合、預け入れ荷物はオプションとなり別料金がかかる場合が多いです。 機内持ち込みにすれば無料ですが、各社それぞれ規定があるので確認しましょう。 例えばLCCエアアジアの場合、重量は7KGまで(2018現在)。 旅行用カバンは空の状態でも3KGくらいするので、LCCで機内持ち込みを考えているのならなるべく軽いカバンがベストです。

【コラム】あらゆるLCC機内持ち込み対応の旅行カバン

どのエアラインでも対応可能なかばんはあるのでしょうか。まずはLCC各社の機内持ち込み荷物ルールを見てみましょう。

エアライン 旅行カバン 手荷物 重量
エアアジア 56x36x23 30x40x10 計7KG
バニラエア 55x40x25 サイズ規定なし 計7KG
香港Expless 56x36x23 計7KG
ライアンエアー 55x40x20 35x20x20 10KG
ジェットスター 56x36x23 ? 計7KG(1部計10KG)
タイガーエアー 54x38x23 サイズ規定なし 計10KG
スクート 54x38x23 サイズ規定なし 計10KG(1部計15KG)
ピーチ 3辺計115cm以内 サイズ規定なし 計10KG

「3辺の合計115cm以内」というセオリー通りですが、会社によって微妙~に異なっています。しかし中には合計が120cmになっている謎なところもw。 あとボトムネックはライアンの奥行20です。
「3辺の合計が115cmに収まっていればいい」 という解釈が以前はあり、厳密に計測されないことも多いのですが、最近は「1辺でもオーバーするとNG」と言い出すところが増えてきています。 チェックインカウンターには鋼のカバンサイズ測定器が置いてあったり、旅行客を戦々恐々とさせてくれますw。 こいつをクリアするにはハードタイプよりソフトタイプのカバンのほうが融通が利きます。
さてこの条件すべてカバーできる都合の良いサイズのカバンなんてあるのでしょうか。

散々探して1つだけありました。

こちら。
 

[ソロ・ツーリスト] solo-tourist アブロードキャリー43 AP-43 BK (ブラック)

旅行カバンメーカー「ソロツーリスト」さんのキャリーバック(2016年リニューアル版)です。
こちらのサイズ
55×36×20(25)cm
*(25)はマチを広げて拡張した場合のサイズ。 高さ55cmは54cm制限の場合1cmオーバーですが許容範囲でしょう。
このサイズはおそらくメーカーが研究してあらゆるLCCに対応させるために企画開発したと思われます。 拡張できちゃうところなんか最高です。25cmとはいえソフトタイプなのでぎゅっとすれば23cmには収まるはず。 サイズのみならず機能性も抜群です。3WAYで背負う、転がす、手に持つことが可能です。 容量もクラス最大の43リットル。重量は2.75とまずます。
上記写真はアマゾンですが、同じ商品はあちこちで販売されてます。楽天ではポイント10倍で2000Ptくらいつくのでお得。 こちらのお店は旅行ぐっつのおまけがつくのもいいね。

【旅行グッズ5点オマケ※】solo-tourist ソロツーリスト アブロードキャリー43 AC-43 54cm 43L 機内持ち込み(va0a131)【あす楽対応】【※重量計・機内持込袋・旅行3点セットの計5点プレゼント】[C]