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旅コラム9-トリップアドバイザーの活用方法
海外旅行についてネット検索していると「トリップアドバイザー」というサイトをよく目にすると思います。このサイトがなんなのか、よくわからないという方は多いんじゃないかなと思います。海外発祥のサイトなのでなんとなくとっつきにくい感じがあるんですよね。
フクロウのキャラクターがおなじみのトリップアドバイザー
「世界最大の旅行口コミサイト」という公式の説明にあるように、このサイトの基本は世界中のユーザーによる投稿情報で成り立っているサイトです。運営はアメリカに本社を置く会社が行っており、世界中の言語が用意されているため外国語の投稿が多いです。もちろん見てのように日本語もサポートされているので最近では日本語の投稿も増えつつあります。
トリップアドバイザーのメリットは「一般人体験者の飾りのない生の声を聞ける」ということ。そしてその情報量が他を圧倒して膨大なこと。これが、旅行を計画中の人にとっては大変参考になるのです。その口コミ情報の範囲はホテルにとどまらず、レストランや観光スポット、旅行会社や各種旅行サービスまでカバーしています。また、外国語の投稿も簡単に簡易翻訳できるのでなんとなく概要を理解することができます。
ところで似たような口コミサイトに「フォートラベル」がありますが、こちらはあくまで日本のみで運営されているサイト。世界中の言語で運営されているトリップアドバイザーと情報量は雲泥の差です。ただフォートラベルは口コミだけでなく個人のブログ的な要素が強くそれが特色でもあるんですけどね。
さて、私いくらもトリップアドバイザーはちょくちょく利用してきました。
例えば、滞在を検討しているホテルの情報。ホテル予約サイトや公式サイトでは、補正に補正を重ね美しく仕上げた写真もしくは少し昔のきれいだったころの写真や、オーナーの飾り立てた言葉しか見ることができません。しかしトリップアドバイザーの情報はリアルです。写真も素人が取りっぱなしのものがアップされているので、実際とのギャップが少ないです。投稿者によってはご丁寧に壁紙のはがれや部屋の隅っこに積もったほこりなどをアップしている人もいるくらいです。
「写真ではあんなに素敵だったのに、実際はずいぶん違わないか？」
ということがありません。
そんな感じに情報収集で参考にしてきたトリップアドバイザーですが、本日アカウントを取得してみました。アカウントをとると、自分で口コミを投稿することができます。
ところでトリップアドバイザーに限らず、口コミ情報の投稿なんて時間とられて面倒なこと、メリットがないとユーザーは普通やりませんよね。
人っていうのは「王様の耳はロバの耳ー！」で知られるように、自分の持つ情報を人に教えたいという欲求を持っています。なのでメリットなどなくとも投稿する人は投稿します。
でもそれだけじゃ多くの情報は集まりません。
「どうやって口コミ情報を集めるか」
というのは、口コミ情報サイト運営者すべての共通課題です。
で、一番良くあるのが「ポイントの付与」サービス。ポイントが貯まると何かに交換できるというよくあるサービスです。
トリップアドバイザーでは「1投稿につきJAL 100マイル付与」というキャンペーンを行っています。これはマイラ―にとってはなかなかのメリットです。例えば買い物で100マイル貯めるには2万円分の買い物が必要です（200円＝１マイル）。
私がトリップアドバイザーのアカウントをとったのはこのマイルをゲットするため！・・・ではなく（いや、なきにしろあらずですが）、自サイト更新にあたり、旅行中に訪れたプラハのレストランの情報を調べていたらトリップアドバイザーで見つけたから。これが、笑っちゃうくらい最悪の評価がされていたのです。
「これを見ていたら絶対訪れなかった。。。orz」
と思ったので、これから旅行する方の参考になればと私も投稿したくなったのです。日本語の投稿がなかったし。（そのレストラン情報は
ちなみにレストランの口コミ情報投稿ではマイルはもらえないようです。マイル付与はホテルと観光スポット（都市以外）の口コミ投稿に限られると書いてありました。
それから
「マイルとか興味ないし、貯めてないから必要ないし」
って人には「楽天ポイント」も選べます。1投稿につき、楽天300ポイント（＝300円）がもらえます。JALマイルとの併用はできないので、どちらかを選ぶことになります。
詳細はこちらに書いてあります＞
「そもそも海外旅行なんてめったに行かないから書くことないし」
って人も大丈夫。トリップアドバイザーの収集している情報対象は全世界なので、もちろん日本も含まれています。日本国内のホテル、観光スポットの口コミ投稿でもOKなのです。
ちょっと驚いたのが、トリップアドバイザーの勢力は今やオンラインのみではないこと。
昨年ごろから旅行先々でトリップアドバイザーのステッカーや受賞盾を見かけるようになったのです。マカオでも、イスタンブールでも、プラハでも。
「トリップアドバイザーで○位」
「トリップアドバイザー○○賞」
などなど。チェックアウトの際に
「ぜひ、当ホテルのレビューを書いてくださいね」なんてアピールするホテルもありました。また、トリップアドバイザーを通してホテルの料金検索した場合の専用特別料金プランなどを用意するところも出始めました。
世界中のホテルはトリップアドバイザーのランキングや評価に敏感になっています。
イスタンブールのホテルフロントに掲げられるトリップアドバイザーの評価（写真左上と右上）
トリップアドバイザーは公共サービスではなくあくまでビジネスなので広告などから収益をえています。しかし広告は控えめだし、公共性の高さに好感を持っています（余計なポップアップが出るのがちょっと難ですが）。まさに旅行界のGoogle。
これから口コミ投稿を増やしていこうかなと思っています。
トリップアドバイザーで出来ることまとめ：
・ホテルやレストランなど観光地口コミ情報を見ることができる
・人気ホテルのランキングがわかる
・複数のホテル予約サイトを一括で料金検索し比較できる
・口コミ情報を投稿することができる
・口コミ情報の投稿でマイルやポイントがもらえる
・口コミ投稿した場所が自動でマッピングされ、自分の旅した履歴マップが作成される
・人が投稿した写真を拝借することができる
・Facebookと連動しソーシャルにつながることができる
・掲示板で質問できる
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